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[PR] 2026.06.21 23:31
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もう、後半がやっつけ仕事になった気がしてなりません。


すみません、ファイルを作る余裕もなくて読みにくいかと思いますが
何もないのがさみしすぎたので…



海ちゃん→クレフさん
たぶんセフィーロに来始めてはじめてのバレンタイン。

ワンパターンすみません。



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バレンタイン。

それは片想いをしてる女の子にとって一年で最大のイベントである。




昨日はパパとママに驚かれる程たくさんチョコケーキを焼いた。

他のみんなにはお茶会の時に渡してしまって、
たったひとつ手元に残っているのは言わば本命チョコ。


いつも持っていくお菓子と同じ様に渡せばいい…
そうも思うのに、特別丁寧にそして気合を入れて焼いたこの箱の中身を何でもないように持っていく事も出来なくて

箱とにらめっこして早数時間。



そっと持ち上げてみたり、リボンを結び直してみたり、じっと見つめてみたり。

いい加減に、お茶会にも顔を出さずに仕事ばかりの彼の部屋へ行く勇気を出さなければと思っていても
実際に出るのはため息ばかり…



今頃二人の親友はそれぞれの恋人達と甘い時間を過ごしてるのだろうか。
嬉しそうな笑顔で迎えてくれる恋人に、負けない笑みで応える親友を羨ましく思い出す。


いつか、私もあんな風に誰かと過ごせる日が来るのかな…




『…ウミ?』

またひとつ、大きなため息が出そうになったところで後ろから名前を呼ばれた。


それはあまりに突然で、危うく箱を潰してしまいそうになった。


『くっ、クレフ!』
振り返らずとも解る声の主。

まさか、こんな所で逢うとは思わなかった…


彼の部屋以外で逢うなんてこんな偶然、滅多にない。


『どうした?こんなところで何をしているんだ』


『クレフこそ、仕事忙しいんじゃなかったの?』
彼の問いに正直に答える事なんて出来るはずもない。

『私は、仕事が一段落したから休憩でもしようかと…』


そこまでで一旦言葉が止まり、ふと思い出したように疑問がぶつけられた。



『そういえば今日はヒカルとフウがいつも世話になっている礼だと、
 チョコレートという菓子を持ってきてくれたんだが、ウミは……』



『!!』

そうだ、確かにあの二人も私のようにみんなにチョコを用意していた。
みんなにと言う事は勿論クレフにも。


いつの間にか、クレフの視線は私の手元。
そこにはひとつだけ残った彼へのチョコレートケーキ。


『いや、すまん。催促をするつもりはなかったのだが
 あまりに皆が美味いと言うから…気になるではないか…』
少しだけばつの悪そうに顔をそらして、照れたように笑うクレフに、そっとその箱を差し出した。


『はい、じゃあこれ。クレフにあげる。
 だから…休憩するなら私も一緒にいいかしら?』



まだ素直に気持ちを伝える事は出来ないけど、
いつか伝える事が出来ますように




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