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もう7月なんて信じない
2012.07.01 02:49
あれ、もう7月ですか?
海の日まであと2週間ですかね。ははは。
アンケートにご協力頂いた皆様。
そして作品を投稿して頂いた皆様。
本当にありがとうございます。
無事企画が開催出来る様あと少し頑張ります。
主催者として大したことは全然出来てないですが、クレ海好きな方が少しでも楽しんで頂ければ幸いです。
私が一番楽しんでんじゃないの?っていうのは気のせいです…すみません
そんな暇あるのかよーと思いながらも
どうしても6月中にかきたかった。
しかし、間に合わなかったというこの・・・このっ
そして最近もじが全然かけないよーってことでくじけつつかいたものを続きに。
---------------------------------------------------------------------------------------
『綺麗だったな…』
手の中にある、色とりどりの花で作られたブーケをくるくると角度を変えては眺めながら
ぽつりと呟いた言葉。
今日は本当に、何度言ったかわからないくらい…
***
6月の晴れた日、(セフィーロには梅雨なんかないけれど)
国をあげて盛大にその式はとり行われた。
この国の王子の、結婚式。
相手はもちろん金髪の美しい親友で、普段から綺麗だと思っていたけど、今日はいつも以上に眩しい程に。
それは単に身に着けているドレスや、施された化粧のせいだけではなくて
その幸せそうな笑顔。
異世界という障害を越えて、しかも一国の王子という立場の相手(実際はもう王みたいなものだし)との結婚。
二人の今日の姿だけを見ればまるで何の問題もなく結婚まで至った様な気になるけれど
ただ”好き”だけでは頷けないその申し入れを、聡明な彼女が悩まなかった筈がない。
それでも受け入れた彼女の決心に後悔なんて微塵もない事は、今日の笑顔が充分物語っていた。
『…綺麗だったなぁ』
『さっきからそればかりだな、確かに今日のフウは格別に綺麗だったが』
もう今日何度目か解らない呟きへ、私以外誰もいなかった筈の部屋に聞きなれた声が響いた。
いつもに増して重そうな、豪奢な衣装に身を包んだ彼は、今日は式の進行やら何やらを一手に取り仕切っていた。
この国では初めての”結婚式”を他国の知識や慣習も取り入れながらも
セフィーロらしく、フェリオと風らしく、と試行錯誤して私たちが形作っていったものを実現出来たのは彼のおかげ。
私だって地球の結婚式の事をいっぱい調べて、二人に協力したつもりだけど、所詮”協力”程度でしかなかった。
慣れない儀式に戸惑うみんなに的確な役割と指示を出す姿は、流石この国の”導師”なのだと、
文字通りこの国を導く役割を与えられ、この何百年と担ってきた人なのだと改めて、思った。
普段の執務に加えての準備は本当に大変だったろう。
でも、おかげですごく良い式になったと思う。
『うん、綺麗だったわよねぇ。ほんとに』
『チキュウでは皆、あのような式をするのか?』
『うーん、みんなって訳じゃないかな、でも普通はもっと規模は小さいわよ』
そう言われて、また今日の式を思い出す。
国をあげて、他国の来賓までいて。
そんなに大規模なのは外国の王族の式くらいじゃないかしら…。
それはテレビの向こう側の世界の事で、現実に見ることがあるなんて思っても見なかった。
私にとっての”結婚式”は、まだ小学校にも入る前の頃。
『とは言っても、私はまだちゃんと式には出た事ある訳じゃないの。
小さい頃に一度だけ、親戚のお姉さんの式に出たくらいだもの。
でもその時にね、そのお姉さんに花束を渡す役をやらせて貰ってね…
可愛いドレスを着させてもらったのも嬉しかったんだけど、その時のお姉さんがすごく綺麗で、
いつか私も絶対あんな花嫁さんになるんだーって…ずっと、憧れてた』
そう、ずっと夢だった。
子供っぽいって言われるかもしれないけど
将来の夢がお嫁さん、なんて。
『…今は?』
『え?』
当時の事を思い出して、今日の事を思い出して何だかほんわかと夢に浸りそうになった瞬間に
ひょいと手の中のブーケを取り上げられる。
『憧れてた、と言うのであれば今は…もうなりたいと思ってはいないのか?』
写真を持ち込んで、セフィーロの花師に作ってもらったブーケ。
白や黄緑を基調にしているが角度を変えるとうすい桃色や水色にも見える不思議な花。
風は、私に向かってこれを投げてくれた。
私よりも先に結婚しそうな人は周りにいるのに、多分私が他の誰よりも”お嫁さん”に憧れているのを知っていたから。
普通の花束とは違い、持ち手のついたそれを珍しそうに見つめているクレフは、そのブーケの意味なんかきっと知らない。
『そんな訳、ないじゃない。やっぱり、素敵だなって思うもの。でも、そんなの…』
私一人で決めれる事じゃないし
恋人にそんな事言われて私はどう答えればいいって言うの…
思わず俯いた私の前にすい、とそのブーケが差し出される。
顔をあげればそこにはいつになく真剣な彼の顔。
『それでは、私の”花嫁”になってくれるか?』
ブーケを受け取ろうとその指に触れた時に、そんな言葉が聞こえた。
頭が真っ白になって、ブーケを受け取れずに落とした事にも気づかないまま
私の瞳から涙が零れていた。
まさか本当に、そんな事を言われる日が来るなんて
風がくれたブーケの魔法みたいだと、思った
『しかし、式をいつにするかだな…今月ではもう間に合わないが。
となると来年…か』
私が落ち着くと、徐にそんな事を言い出した。
『なによそれ?今月がダメなら来年って、そんなに仕事忙しいの?』
『チキュウでは6月に結婚した花嫁は幸せになれると言われてるのだろう?』
『いいわよ、そんな事こだわらなくても』
そう言っても、いやしかし…と食い下がろうとするクレフの気持ちは嬉しいけれど、
本当にそんな事にはこだわらないのだ。
そう、大事なのは…
『だって、私はクレフとだったら絶対幸せになれる自信があるもの!』
---------------------------------------------------------------------------------------
もうちょっとフェ風分をいれるつもりだったとか
設定の説明がたりない気がしますが。
フェ風ジューンブライドおめでとうの裏でクレフさんが海ちゃんにプロポーズすればいんじゃね?
という妄想を5月末からしてたんです!(←かくの遅い
結婚するならフェ風→ラン光→クレ海の順番だと思ってるんですが
(だってクレ海はくっつくまでに時間がかかるから!
…あとクレフさんがおじいちゃんだからなんとなく
どうもラン光を絡められないので、飛び越してプロポーズすればいいじゃん!ってなりました。
※決してラン光が嫌いとかではないです。
クレフさんがフェリさんと風ちゃんからいろいろ入れ知恵されてたりとかうそ教えられてたりとかも考えたんですが、まとまらなかったのですべてカットと相成りました(ヘタレ・・・
ブーケ受け取った人は次に結婚しないともう結婚出来なくなるとか、
だから約束だけでもしとかないと海ちゃんが他の人と結婚しちゃうよーとか言われてたりしたらいい
海の日まであと2週間ですかね。ははは。
アンケートにご協力頂いた皆様。
そして作品を投稿して頂いた皆様。
本当にありがとうございます。
無事企画が開催出来る様あと少し頑張ります。
主催者として大したことは全然出来てないですが、クレ海好きな方が少しでも楽しんで頂ければ幸いです。
私が一番楽しんでんじゃないの?っていうのは気のせいです…すみません
そんな暇あるのかよーと思いながらも
どうしても6月中にかきたかった。
しかし、間に合わなかったというこの・・・このっ
そして最近もじが全然かけないよーってことでくじけつつかいたものを続きに。
---------------------------------------------------------------------------------------
『綺麗だったな…』
手の中にある、色とりどりの花で作られたブーケをくるくると角度を変えては眺めながら
ぽつりと呟いた言葉。
今日は本当に、何度言ったかわからないくらい…
***
6月の晴れた日、(セフィーロには梅雨なんかないけれど)
国をあげて盛大にその式はとり行われた。
この国の王子の、結婚式。
相手はもちろん金髪の美しい親友で、普段から綺麗だと思っていたけど、今日はいつも以上に眩しい程に。
それは単に身に着けているドレスや、施された化粧のせいだけではなくて
その幸せそうな笑顔。
異世界という障害を越えて、しかも一国の王子という立場の相手(実際はもう王みたいなものだし)との結婚。
二人の今日の姿だけを見ればまるで何の問題もなく結婚まで至った様な気になるけれど
ただ”好き”だけでは頷けないその申し入れを、聡明な彼女が悩まなかった筈がない。
それでも受け入れた彼女の決心に後悔なんて微塵もない事は、今日の笑顔が充分物語っていた。
『…綺麗だったなぁ』
『さっきからそればかりだな、確かに今日のフウは格別に綺麗だったが』
もう今日何度目か解らない呟きへ、私以外誰もいなかった筈の部屋に聞きなれた声が響いた。
いつもに増して重そうな、豪奢な衣装に身を包んだ彼は、今日は式の進行やら何やらを一手に取り仕切っていた。
この国では初めての”結婚式”を他国の知識や慣習も取り入れながらも
セフィーロらしく、フェリオと風らしく、と試行錯誤して私たちが形作っていったものを実現出来たのは彼のおかげ。
私だって地球の結婚式の事をいっぱい調べて、二人に協力したつもりだけど、所詮”協力”程度でしかなかった。
慣れない儀式に戸惑うみんなに的確な役割と指示を出す姿は、流石この国の”導師”なのだと、
文字通りこの国を導く役割を与えられ、この何百年と担ってきた人なのだと改めて、思った。
普段の執務に加えての準備は本当に大変だったろう。
でも、おかげですごく良い式になったと思う。
『うん、綺麗だったわよねぇ。ほんとに』
『チキュウでは皆、あのような式をするのか?』
『うーん、みんなって訳じゃないかな、でも普通はもっと規模は小さいわよ』
そう言われて、また今日の式を思い出す。
国をあげて、他国の来賓までいて。
そんなに大規模なのは外国の王族の式くらいじゃないかしら…。
それはテレビの向こう側の世界の事で、現実に見ることがあるなんて思っても見なかった。
私にとっての”結婚式”は、まだ小学校にも入る前の頃。
『とは言っても、私はまだちゃんと式には出た事ある訳じゃないの。
小さい頃に一度だけ、親戚のお姉さんの式に出たくらいだもの。
でもその時にね、そのお姉さんに花束を渡す役をやらせて貰ってね…
可愛いドレスを着させてもらったのも嬉しかったんだけど、その時のお姉さんがすごく綺麗で、
いつか私も絶対あんな花嫁さんになるんだーって…ずっと、憧れてた』
そう、ずっと夢だった。
子供っぽいって言われるかもしれないけど
将来の夢がお嫁さん、なんて。
『…今は?』
『え?』
当時の事を思い出して、今日の事を思い出して何だかほんわかと夢に浸りそうになった瞬間に
ひょいと手の中のブーケを取り上げられる。
『憧れてた、と言うのであれば今は…もうなりたいと思ってはいないのか?』
写真を持ち込んで、セフィーロの花師に作ってもらったブーケ。
白や黄緑を基調にしているが角度を変えるとうすい桃色や水色にも見える不思議な花。
風は、私に向かってこれを投げてくれた。
私よりも先に結婚しそうな人は周りにいるのに、多分私が他の誰よりも”お嫁さん”に憧れているのを知っていたから。
普通の花束とは違い、持ち手のついたそれを珍しそうに見つめているクレフは、そのブーケの意味なんかきっと知らない。
『そんな訳、ないじゃない。やっぱり、素敵だなって思うもの。でも、そんなの…』
私一人で決めれる事じゃないし
恋人にそんな事言われて私はどう答えればいいって言うの…
思わず俯いた私の前にすい、とそのブーケが差し出される。
顔をあげればそこにはいつになく真剣な彼の顔。
『それでは、私の”花嫁”になってくれるか?』
ブーケを受け取ろうとその指に触れた時に、そんな言葉が聞こえた。
頭が真っ白になって、ブーケを受け取れずに落とした事にも気づかないまま
私の瞳から涙が零れていた。
まさか本当に、そんな事を言われる日が来るなんて
風がくれたブーケの魔法みたいだと、思った
『しかし、式をいつにするかだな…今月ではもう間に合わないが。
となると来年…か』
私が落ち着くと、徐にそんな事を言い出した。
『なによそれ?今月がダメなら来年って、そんなに仕事忙しいの?』
『チキュウでは6月に結婚した花嫁は幸せになれると言われてるのだろう?』
『いいわよ、そんな事こだわらなくても』
そう言っても、いやしかし…と食い下がろうとするクレフの気持ちは嬉しいけれど、
本当にそんな事にはこだわらないのだ。
そう、大事なのは…
『だって、私はクレフとだったら絶対幸せになれる自信があるもの!』
---------------------------------------------------------------------------------------
もうちょっとフェ風分をいれるつもりだったとか
設定の説明がたりない気がしますが。
フェ風ジューンブライドおめでとうの裏でクレフさんが海ちゃんにプロポーズすればいんじゃね?
という妄想を5月末からしてたんです!(←かくの遅い
結婚するならフェ風→ラン光→クレ海の順番だと思ってるんですが
(だってクレ海はくっつくまでに時間がかかるから!
…あとクレフさんがおじいちゃんだからなんとなく
どうもラン光を絡められないので、飛び越してプロポーズすればいいじゃん!ってなりました。
※決してラン光が嫌いとかではないです。
クレフさんがフェリさんと風ちゃんからいろいろ入れ知恵されてたりとかうそ教えられてたりとかも考えたんですが、まとまらなかったのですべてカットと相成りました(ヘタレ・・・
ブーケ受け取った人は次に結婚しないともう結婚出来なくなるとか、
だから約束だけでもしとかないと海ちゃんが他の人と結婚しちゃうよーとか言われてたりしたらいい
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